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宮ノ淵バーブ工設置最終日!・・・11/4
バーブ工設置4日目です。(11月4日)
構想から丸3年がかりのビッグプロジェクトとなった宮ノ淵復活計画もいよいよ最終日となりました。

3,4日連チャンの方々には若干の疲れが見え隠れする4日目・・







バーブ工が春の出水や夏のゲリラ豪雨にも耐えられるよう可能な限り大きい石で木枠を固定していきました。




お昼の滝澤料理長の炊き出しは作業の合間の楽しみです。



木枠を完全に埋め込みついに完成です!
河口先生からも120%のバーブが出来たとお墨付きを頂きました。
事前準備から始まり、4日間の重労働にご参加いただきました皆様大変お疲れ様でした。
出来るだけ、自然にローインパクト且つ人の力で!というモットーで進めてきた事業ですが、人力ではどうにもならない堆積した石の移動とバーブ工設置河床の成形を重機の力に頼りました。
これなくして今回のバーブ工設置と完成度はなかったと思います。
以前の記事にも書きましたが川は変化していくもので、もしかしたら30年、50年、100年先には今回の作業が無くても淵はまた形成されたかもしれません。しかしそれまでの間の銀山岩魚の繁殖はどうなるか・・・今回の作業で淵の形成が早まり繁殖に良い影響が出る事を期待しています。
これからどの様に淵が変化していくかモニタリングしていきます。
今回の事業は公益財団法人 河川財団の河川基金から助成を頂き実施致しました。
また作業に参加していただいた皆様を始め、民間、行政、大学と多方面から多くのご支援とご協力を頂き完遂する事が出来ました。
改めてお礼申し上げます。
以下ご支援、ご協力頂いた皆様(順不同)
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銀山開発株式会社
銀山平森林公園等管理組合
作業に参加していただいた皆様
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宮の淵バーブ工設置3日目~「小さな自然再生」~座学と現場研修・・・11月3日

11月3日 3日目はリバーフロント研究所~小さな自然再生~とのコラボ開催です。
参加者総勢43名、遠くは北海道や香川からもご参加いただきました。
午前中は白銀の湯の広間をお借りし勉強会です。
中島代表から銀山の歴史、イワナ激減の理由から会の成り立ち、これまでの活動と現況の説明から始まり、河口先生、権田先生、岩瀬先生と今回の事業の肝になるところをしっかりと勉強しました。

奥只見の魚を育てる会代表 中島典則 「奥只見の魚を育てる会の取組」

徳島大学大学院社会産業理工学研究部 河口洋一氏
「イワナの生態を知る」

新潟大学農学部農学科 権田豊氏 「渓流の瀬淵構造を知る」

(株)北海道技術コンサルタント 岩瀬晴夫氏 「バーブ工による淵づくりの挑戦」




午後の現地研修の前にお昼ご飯。滝澤料理長からトン汁の炊き出しもありました。
現地に移動し作業に取り掛かります。
一番の心配だった天気でしたが、この日は快晴で汗ばむほどの暖かい陽気に恵まれ一安心。









手順を確認しながら木枠を組み川に伏せていきます。








ご参加いただきました皆様お疲れ様でした!
リバーフロント研究所の和田さん、白尾さん大変お世話になりました!

作業は4日目に続きます・・・・
宮ノ淵バーブ工設置2日目・・・11月2日

2日目は小雨からのスタート・・・
水位上昇するほどの雨ではなく一安心。
2日目は総勢19名での作業です。
徳島大チームは測量作業、他はバーブの木枠の搬入、組み立て、配置です。






今回のプロジェクトは4日間の現場作業でバーブを合計3基設置します。右岸に2基、その下の左岸に1基の合計3基です。
翌日(11月3日)はリバーフロント研究所「ちいさな自然再生」とコラボしていて全国各地から大勢の参加者が集まることから、この日は何としても少なくとも1基の見本のバーブ工を完成させたかったのです。

ユンボで河床を掘削しそこに木枠を並べていくのですがここで問題が・・・・
予想以上に木枠(杉材)の浮力が強く木枠がプカプカと浮いてしまい上手く配置できないのです。
2人乗ってようやく沈む(100kg以上の浮力ですね)程の浮力です。
それでも何とか配置し、枠内に大石を詰め込み この日はバーブ工2基分の木枠を配置できました。
雨の中お疲れ様でした!
続く・・・・・・
宮ノ淵バーブ工設置作業 1日目・・・11月1日
宮ノ淵バーブ工設置作業と「小さな自然再生」現地研修会スケジュール
先週末の人工産卵床造成につづき、今週はいよいよ宮ノ淵復活の為の作業となります。
参加お申込みいただいている皆さま、今週もどうぞよろしくお願い致します。
作業は11月2日から4日の3日間を予定しております。作業の進捗状況で5日も作業をする可能性もあります。
以下のスケジュールを予定しています。
当日の天候や、状況により予定に変更が出る場合があります。
随時、参加の皆様と連絡を取りながら進めていこうと思いますのでよろしくお願い致します。
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11月2日 【北ノ又川内でバーブ工、製作下準備作業】
集合場所 銀山平温泉 白銀の湯駐車場
集合受付時間 8:40~8:50
現地へ移動 9:00~
バーブ工の材料搬入、組み立て作業 10:00~16:00
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11月3日 座学研修とバーブ工製作、設置作業
公益財団法人リバーフロント研究所からサポート、協力を頂き座学、設置作業を行います。
集合場所 銀山平温泉 白銀の湯
受付 白銀の湯玄関 8:30~8:50
座学開始 9:00〜10:20
座学内容 イワナの淵づくりに関わる座学研修
奥只見の魚を育てる会の取組(中島典則 奥只見の魚を育てる会代表)
イワナの生態を知る(河口洋一 徳島大学大学院社会産業理工学研究部)
渓流の瀬淵構造を知る(権田豊 新潟大学農学部農学科)
バーブ工による淵づくりの挑戦(岩瀬晴夫 株式会社北海道技術コンサルタント)
昼食及び移動 10:20〜12:00
⼤イワナの淵づくりの実践@北ノ⼜川(11:30〜16:30) 前日のバーブ設置の続き作業
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11月4日、 バーブ工 製作、設置作業、片付け、撤収作業
集合場所 銀山平温泉 白銀の湯駐車場
集合受付 8:40~8:50
現地へ移動 9:00~
作業 9:30~16:00
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11月5日 予備日 ※作業の進捗状況により作業なしの場合もあります。
参加者持ち物
ウェーダー、雨具、作業手袋、帽子、タオル、昼食、飲み物等
熊鈴、熊スプレーなどをお持ちの方は用心にお持ちください。
※作業場所付近にトイレはありません。トイレは白銀の湯駐車場に設置の公衆トイレをご利用ください。
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昨日、宮ノ淵林道脇へ資材を搬入してきました。
北ノ又は平水より若干の水位増という感じでした。
今の所の天気予報だと2日の午前中に雨マークがありすこし心配ですがその後天気は安定して晴れるようです。


人工産卵床造成 ~中荒沢~2023.10.28(土)
今週末は人工産卵床造成です
今週末は人工産卵床造成です。
銀山平キャンプ場駐車場(下段)13:30集合です。
今の所の週間予報では曇り時々雨の予報ですので雨具の準備もお忘れなく。
気温も随分下がってきています。体温調整しやすい服装でお越しください。
翌週のバーブも沢山の参加表明ありがとうございます。
準備の都合もありますので申し込み締切を10月27日(金)とします。
お申込みがまだの方、お早目にお手続きをお願い致します。
お申し込みはこちら→お申込みフォーム
バーブ工法による宮ノ淵復活作業 参加申し込み
バーブ工を設置して埋まってしまった宮ノ淵の復活を目指します。
徳島大学 河口先生、新潟大学 権田先生、河川工学のスペシャリスト岩瀬先生
小さな自然再生のリバーフロント、河川財団のご協力のお陰でここまで漕ぎつけられました。
岩魚の生態から渓流の構造やバーブ工について学ぶチャンスです。
今回の技術は他の河川などでも応用可能です。参加申し込みお待ちしております!
※保険を掛ける都合上、事前のお申し込みをお願い致します。
※荒天により作業が難しい場合は日程を変更する場合があります。
日時 2023年11月2日~5日
場所 魚沼市銀山平
作業内容 宮ノ淵 イワナの淵を復活させる為のバーブ工を3基製作・設置します。
現地技術指導︓岩瀬晴夫(株式会社北海道技術コンサルタント)、河口洋⼀(徳島大学)、権田豊(新潟大学)
~スケジュール~
11月2日 北ノ又川内でバーブ工、製作下準備作業
11月3日 座学研修とバーブ工製作、設置作業
9:00〜10:20
イワナの淵づくりに関わる座学研修 @銀山平温泉「白銀の湯」
座学内容
奥只見の魚を育てる会の取組(中島典則 奥只見の魚を育てる会代表)
イワナの生態を知る(河口洋一 徳島大学大学院社会産業理工学研究部)
渓流の瀬淵構造を知る(権田豊 新潟大学農学部農学科)
バーブ工による淵づくりの挑戦(岩瀬晴夫 株式会社北海道技術コンサルタント)(10:20〜12:00) 昼食及び移動
(11:30〜16:30) ⼤イワナの淵づくりの実践@北ノ⼜川
11月4日、 バーブ工 製作、設置作業
11月5日 予備日 ※作業の進捗状況により作業なしの場合もあります。
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参加費 無料
持ち物 ウエーダー(胴⻑靴)、カッパの上着、タオル、帽子、作業用手袋、昼食、飲み物等
※ 現場で暖かい汁物は用意する予定です。
時期的に寒さが予想されます。体温調節しやすい服装でお越しください。
下記フォームに必要事項をご記入頂き送信してください。
クリック→お申込みフォーム
※作業性とリスク回避の為、参加者があまりにも多い場合は人数を制限させて頂く場合があります
助成申請と新設計
助成金採択通知
2022年11月に応募していた河川財団「河川助成基金助成事業」の採択発表があり
今回の事業が採択となり、助成いただけることとなった。
そしてバーブ工の新図面も岩瀬さんから届いた。
最終設計は木材で四角枠を組み、これを河床に設置し枠内に石を詰めてバーブ工とする方法となった。
ZOOMミーティングで多少の寸法の変更(予算と材の規格の都合)が出たが概ね、この図面で最終決定となった。
つづく・・・・










































































